「妊娠中に仕事を辞めてしまってお金がない」
「産休・育休中に収入がなくて不安」
妊娠中にお金がなくて不安という悩みを抱える女性は多いもの。
そういう私も、一人目妊娠中は、夫は無職、私自身は産休・育休中で無収入という状態で、お金に関する悩みが絶えず、夜も眠れないような日が続いていました。
そのときは知りませんでしたが、妊娠中のお金に関する慢性的な不安は母体にも悪影響を及ぼす可能性が大。
赤ちゃんの栄養不足や早産、流産などのリスクが高まってしまうのです。
せっかく宿ってくれた命。大切に育んであげたいですよね。
そこで今回は、お金がないことに対する不安を、簡単に今すぐ解消できる5ステップをご紹介します。
Contents
STEP1 「お金がない」と心配になっている原因を明らかにする

「お金がなくて不安」
なんとなく不安を感じてしまうという気持ちは分かりますが、あなた自身、不安になっている原因を理解していますか?
まずは、あなた自身の不安としっかり向き合ってみましょう。
身の回りのお金のチェック
ちょっと面倒で、つい後回しにしてしまいがちですが、まずはあなたの家庭の経済状況をチェックすることが必要。
- 利用している全ての銀行口座、定期預金、クレジットカード、自動車ローンなど、お金の出入りに関わるものをリスト化
- それぞれの残高、手元にある現金、ローンの残高などを書き出す
漠然と不安に感じていることを目に見えるかたちにする
なんとなく不安という状態のままでは、どうすれば不安から抜け出せるのか分かるはずもありません。
あなた自身がお金に対してどうして不安を感じているのか、できる限り具体的に紙に書き出してみましょう。
ポイントは、具体的に、詳しく書くということ。
- 手元に現金がなくて、出産時の費用が支払えないかもしれない。
- クレジットカードの支払日に銀行口座の残高が不足してしまう。
- 育児用品を買いたいけど、どれも高くてお金が足りそうにない。
- 少しでもお金を稼ぎたいのに、妊娠中で外に出られないのでパートができない。
- このままでは子供の将来の学費が足りなくなってしまう。
- 夫がリストラされて、収入が無くなってしまうかもしれない。
「身の回りのお金のチェック」をしていることで、あなたの漠然とした不安が目に見えるかたちなったはず。
STEP2 どうすればその不安を解消できるのか考える

次は、あなたが書き出した不安に対して、それぞれどうすれば解決できるのか対策を考えましょう。
- 手元に現金がなくて、出産時の費用が支払えないかもしれない。
↓
解決策)
分娩入院時にかかる費用を病院に確認する。
出産育児一時金の直接支払制度(または受取代理制度)を利用可能か病院に確認する。
直接支払制度などが利用できる場合には、その差額として退院時にいくら現金が必要なのかを計算して把握する。
病院の支払にクレジットカードが利用できるかどうかを確認する。
クレジットカードでの支払がOKなら、その引き落とし日までにお金を準備できれば安心。 - 少しでもお金を稼ぎたいのに、妊娠中で外に出られないのでパートができない。
↓
解決策)
妊娠中でもできる仕事はないか実際に探してみる。
できる仕事があれば、それを実行してみる。 - 夫がリストラされて収入がなくなってしまうかもしれない。
↓
解決策)
実際にはどうなるか分からない。
既にリストラされると決まっているのでなければ、今、不安に思うだけ無駄。
不足するお金があるのなら、具体的な数字として把握。
なんとなく不安だったことを明らかにしたことで、不安に対する解決策も具体的になったのではないでしょうか。
STEP3 考えた結果を具体的に行動にうつす

こうすれば不安は解消できると分かったところで、なんとなく不安と感じてクヨクヨするのではなく、安心できるために必要な行動を起こしましょう。
いつまでに現金がいくら足りないと分かっているのなら、できる方法は3つ。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 収入を増やしながら、支出も減らして必要な金額をつくる
オススメは、3つ目の収入と支出の両方をコントロールする方法。
収入を増やす具体的な方法
収入を増やすというと、つい難しく考えがちですが、意外と簡単なことでお金を稼ぐこともできるのです。
家の中の不用品を売る
出産に向けて家の中を片付けるついでに、出てきた不用品をお金に変えてしまいましょう。
手軽に売るならメルカリがオススメ。
スマホで画像を撮って、商品説明や価格を入力すれば即出品できますよ。
空き部屋があるなら貸し出す
将来子供部屋にしようと思っているお部屋など、空いたままになっている空間はありませんか?
空き部屋を貸すというとAirBnBが有名ですが、人の出入りがあると何かと大変。
オススメは、荷物を預かるだけのモノオク。
部屋単位で空いていなくても、押入れだけ、ベランダの物置だけなど小さいスペースでも活用できますよ。
副業でお金を稼ぐ
インターネットを利用したお仕事なら、妊婦であることを理由に、書類選考や面接で落とされるようなこともありません。
それだけでなく、自宅にいながら、体調をみつつマイペースでお仕事をすることが可能。
試しにネット副業を探してみたいというなら、業界最大手でサイトも利用しやすいクラウドワークスへの登録がオススメ。
「私には何のスキルもないから…」などと心配する必要はありません。
実際にクラウドワークスで募集されている案件を見てみると、「未経験可」となっているものだけでも2,000件以上。
未経験可となっていなくても、仕事カテゴリからお仕事をチェックしてみると、今までの経験を生かすことができそうなものも多くありますよ。
誰でも取り組みやすいWEB向け記事のライティングのお仕事を探すなら、サグーワークスをチェック。
作成した記事の添削を受けることもできるので、スキルアップしながらお金を稼ぐこともできます。
支出を減らす具体的な方法
地味で面倒な作業ですが、今後の生活に影響するほど効果的なので、少し頑張ってみてくださいね。
支出の記録をつけ、無駄を減らす
記録をつける目的は、出て行ったお金の使い方について反省し、今後に生かすこと。
そのため、最初は1円単位で細かくつけたり、支払ったお金全てをもれなく記録するというほどガチガチにやらなくても大丈夫。
それよりも、記録をつけ続けることの方が重要ですよ。
使ったお金を振り返って「必要で買ったもの」と「必要ないけれども欲しくて買ったもの」に分けてみましょう。
「必要ないけれども欲しくて買ったもの」について、今どう感じていますか?
次は、記録をした結果から発見した無駄を抑えるように心がけましょう。
でも、「必要ないけれども欲しくて買ったもの」をゼロにする必要がある、ということではありません。
節約、節約では、かえってストレスが溜まってしまうことにもなりかねません。
必要なのは、あなた自身が、買うときには欲しかったけど、後になって後悔するようなお金の使い方をしないように注意すること。
固定費を見直す
身の回りのお金のチェックをした結果、想像以上に毎月の決まった支払というのが多いことに気づいたはず。
その固定費を少しでも減らせれば、その後はずっと、月々の支払を抑えることが可能になりますよ。
例えば、携帯電話を格安SIMに変更したり、何か保険をかけているのならその見直し。
これらは金額が大きいので、1万円単位での節約も簡単♪
キャリアの携帯電話を格安SIMに変更
我が家も元々はキャリアの携帯電話を利用していましたが、格安SIMに切り替えたことで、夫と私の2人分合わせて月々1.5万円ほどの節約に。
妊娠中で通販をよく利用するなら、楽天モバイルがお得。
お買い物で溜まった楽天スーパーポイントでの支払いも可能なので、通信費の負担がますます軽くなりますよ。
加入している保険の見直し
保険の見直しも、全て自分でやろうと思うとおっくうですが、お金のプロに無料で相談できるサービスもあるので、そのようなものを利用して一気に片付けてしまうのがオススメ。
全国対応で、相談後のしつこい勧誘もないサービスならほけんのFPをチェックしてみてくださいね。
STEP4 考えてもしかたがないことは考えない

STEP2で書き出した、あなたのお金に対する不安の中には、今考えても仕方がないことも多くあったはず。
それらについては、今後一切考えることはやめましょう。
なかなか自分自身ではコントロールすることができないなら、とにかく「今やるべきこと」に集中すること。
STEP3で決めた具体的な行動に向けて、さっそく動き出してみましょう。
あなた自身の目標に対して着々と進め、ゴールに近づいてゆくことで、考えすぎを防ぐこともできるようになりますよ。
STEP5 「なんとかなる」「自分は大丈夫」と考え方を変える

最後は、どんな状態であっても「私は大丈夫。なんとかなる!」と考えること。
実は、人は何かを「足りない」と感じると、脳の処理能力が低下してしまい、正しい判断から遠ざかってしまうものなのです。
そのため、「お金が足りない」とばかり思っていると、そのストレスから忍耐力が失われて無駄遣いしてしまったり、自分に自信がなく周りが見えなくることでチャンスを見逃してしまったりと良いことがありません。
「足りない」ではなく、「足りている」「大丈夫」と思考を変えてみましょう。
まとめ

妊娠中のあなたが感じている「お金がない」という不安。
それをすぐに解消するには、
- 不安の原因を明らかにする
- 不安を解消できる方法を考える
- 考えた結果を行動にうつす
- 考えても仕方がないことは頭から追い出す
- 「自分は大丈夫。なんとかなる!」と考える
この5STEPが効果的。
不安がっていても何も始まりません。
生まれてくる赤ちゃんとの楽しい日々を想像しながら、前向きに行動してみてくださいね。